お屠蘇
あけましておめでとうございます。
猫たちとダランダランした正月です。
初詣に行こうか、仕事を始めるか、
年末にやりそこなった掃除をやろうか。。。とぼんやりしているトゥデイ。
なぜか昨日からくしゃみ鼻水が止まりません。
花粉?
野草を勉強し始めて1年が経ちました。
ひとつひとつに名前があって、
植物がこんなに生活に密着しているものだと
日々感動しております。
ということで、お正月。お屠蘇(おとそ)について。
わたくし、昨年までお屠蘇は、お正月に飲む日本酒のことだと思っておりました。てへ。
お屠蘇は薬酒の一種だったんですね。
平安時代に中国(唐)より伝わったそうです。
「邪気を屠(ほふ)り、魂を蘇らせる」
一年の邪気を祓い、長寿を願って元旦に飲む縁起物のお酒です。
屠蘇散(屠蘇延命散)といわれる5~10種類の生薬を配合したものを日本酒+本みりんに5~8時間漬けこんだものだそうです。
効能は胃腸を活発にし、血行を良くし、発汗を促進し、風邪を引きにくくします。
白朮(びゃくじゅつ)オケラの根、山椒(さんしょう)さんしょうの実、桔梗(ききょう)ききょうの根、肉桂(にっけい)シナモン、防風(ぼうふう)ぼうふうの根、陳皮(ちんぴ)みかんの皮、細辛(さいしん)ウスバサイシン、乾薑(かんきょう)しょうが
ほぼほぼ漢方ですね。
昔は日本ももっと植物や漢方が自然に生活に取り込まれていたことがわかります。
薬効はそれぞれありますが、そんなに摂取量が多くないので医療効果は少ないようです。
屠蘇器(とそき)という朱塗りやスズのお銚子と三段重ねの盃でいただきます。すてきだなーーー。
http://search.rakuten.co.jp/search/mall/-/505550/
http://www.rakuten.ne.jp/gold/yobi/tokushu/tokushu_100/
今年は、屠蘇散をいただいてきたので
ミリンに漬け込んでいただいたのですが、
酒飲みの私には甘すぎました。
来年は、自分で色々ブレンドした屠蘇散を作り
日本酒多めでトライします。
ミリンも自分で作りたいな。
草と猫と、ときどき台湾
2016年。
もう終わります。
終わりの始まりでブログ始めます。
あまりに2016年が楽しくて。
これが続くことが決まっていて。
頭の中のグルグルを文章化することも大切なので。
記録を残してみようと思いました。
自然なことは自然で。
不自然なことは、どこまでいっても不自然で。
欲張らず、期待しすぎず、
楽しく夢中になって。
そんな生活を記録して行きます。